黒の軍団クールス見参!!※舘ひろし&COOLSメンバーとは!?

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1974年、バイク好きの遊び仲間4人(館ひろし・岩城晃一・佐藤秀光・村山一海)が
結成したのがハーレー・チーム『マカオ』である。

やがてマカオは人数を増やしていき21人に膨れ上がることになる。
そして、黒い革ジャンにリーゼント、黒のマシーンをトレードマークにしたスタイリッシュなバイク集団『クールス』へと変貌していくのである。

幾多のファッション雑誌にも取り上げられるなど東京・原宿界隈では有名な存在となった。
このころは暴走族全盛期ということもあり、クールスをつぶすべく総勢3,000人もの族が
喧嘩を売りに来たこともあったのである。

このことが後に語り継がれることになる遠藤夏輝率いるルート20との戦いである。

遠藤夏輝はクールス・リーダー舘ひろしの前に出た時に、
「蛇に睨まれたカエルだった」と。。。

75年4月13日に日比谷野音で開催されたキャロル解散コンサートでは、
当時、親交のあった矢沢永吉からの依頼で会場の警備を担当。
これがいわゆる親衛隊ということである。

このラストコンサートの親衛隊をやったことで
一躍クールスはキャロル・ファンはもとより芸能関係者たちからも注目されたのだ。

これがきっかけとなりクールスサブリーダーの岩城晃一が俳優デビューを飾った。

続いて館ひろし(vo)、水口晴幸(vo)、村山一海(vo)、ジェームス藤木(g)、飯田和男(g)、
大久保喜市(b)、佐藤秀光(ds)の選抜メンバーによるバンド・デビューが決定。

黒の軍団からロックン・ロール・バンド『COOLS』が生まれた瞬間であった。

1975年9月21日、矢沢永吉が「五代洋光」のペンネームで作曲したシングル
「紫のハイウェイ」を引き下げ堂々とデビューを飾る。

この時同時に、矢沢の他、近田春夫、ジョニー大倉なども作曲陣に加わって制作されたアルバム『黒のロックン・ロール』も世に出たのである。

COOLSのスタイルは、3人のヴォーカリスト+バック・バンドというものであった。
これはシャナナ風の50年代アメリカン・ポップスをベースとしたサウンドと、
筋金入りのバイカーらしさを打ち出したヴィジュアルの融合であった。
世間に強烈なインパクトを与え、たちまち人気バンドと登り詰めたのであった。

1977年に館ひろしがグループより独立。新たに佐藤秀光をリーダーとして再出発を図った彼らは、レコード会社移籍を機に「クールス・ロカビリー・クラブ」と改名した。

78年4月リリースの移籍第3弾アルバム『ザ・クール』で、男臭いロマンあふれる世界観と50s&60sアメリカン・ポップス、マージー・ビート、R&Bなどが一体となった独特の音楽スタイルを確立する。

そして、その音楽的中核を担ったのは、何と言っても彼らのオリジナル曲の大半を作曲していたギタリストのジェームス藤木であった。

彼の類い稀なソングライティングの才能こそがクールスの礎と言えよう。
その上、黒人音楽へのマニアックな探求心とパッションがあったからこそ

その後、現在まで40年以上他の追従を許さないロックバンドとなったのである。

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そんな神がかり的な藤木の才能にかねてより一目置いていたのが・・・
50s&60sアメリカン・ポップスとR&Bを音楽的ルーツに持つ山下達郎だった。

彼がプロデュースを手がけたシングル「センチメンタル・ニューヨーク」(78年)と、
ニューヨーク録音アルバム『NEW YORK CITY,N.Y.』(79年)では

ジェームスと山下との二つの異才によるコラボレーションが実現したのだった。
山下サウンドがCOOLSをより高みにいざなったことは言うまでもない。

このような流れの中で音楽的精度を上げ、成長を遂げていったCOOLSだったが、
音楽メディアからは良い評価はもらえなかった。

常にマスコミに流布されるのは“暴走族出身バンド”という
歪み曲げられたイメージだけだったである。

その後、79年末の水口の脱退と再度のレコード会社移籍を契機に
バンド名を「クールスR・C」と改名。

横山剣をボーカルに向かえることになり、本格的なR&B色の濃いサウンドを展開した。

そして、音楽的な幅の広がりを見せ、遅いであろう音楽的評価が出てきたのである。
時代がCOOLSに追いついたのかもしれない。

その後、メンバー・チェンジとグループ名の変更をくり返しながらも、
根強いファンたちに支えられ息の長い活動を続けていったCOOLS。

90年代後半から長い“休眠”期間があったものの、デビュー35周年を迎えた2010年前後からは散発的ながら活動を再開。

今年でデビュー43年目を迎えたが、彼らの放つ男くさい美学とソウルフルなロックン・ロールは今でも健在である。

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